Sidr Tree は砂漠の恵みの木

Sidr Treeについて

Sidr Tree について


Sidr tree(シドルツリー)はアラビア半島周辺の乾燥地域でみられるナツメ属の木(Ziziphus)で、Ziziphus spina-christi, Z.mauritiana, Z.nummularia, Z.Lotus などZiziphus.zizyphus(jujuba)以外のZiziphus種を指して呼んでいます。Sidrはとても乾燥、高温に強く、厳しい環境で暮らす人々に多くの恵みを与えてくれる植物です。木の全てが食料、薬、木工、燃料に利用されます。
クロウメモドキ科(Rhamnaceae)ナツメ属(Ziziphus)の木は熱帯から亜熱帯、温帯に分布し、40種以上の亜種があります。園芸種は400以上と言われています。日本で知られるナツメが最も寒さに強く、ナツメの果実は乾燥させたり(干しなつめ)、お菓子の材料として食用にされ、また生薬として(大棗、たいそう)も古くから用いられています。日本には野生種はなく奈良時代に中国から持ち込まれたとされています。

地域によるナツメ属の呼び名のいろいろ
Sidr(シドル)はアラビア名(その他に Beri, Bor, Nabbak El Fil, Nobig,nabq, dum, tsal, sadr,zufzuufなど)で、植物学名 Ziziphus spina-christi(ジジファス スピナ クリスティ),Z.mauritiana, Z.nummularia などZ.zizyphus(jujuba)以外のZiziphus種を指し、パキスタンやインドの一部で呼ばれるBerに相当します。Z.jujubaはInnabと呼ばれ区別されています。

和名はナツメ、なつめ、夏芽、サネブトナツメ、実太棗、核太棗、トゲハマナツメ
ナツメは学名Ziziphus jujuba(ジジファス ジュジュバ)
サネブトナツメは学名Zizyphus jujuba Mill var. spinosa
トゲハマナツメは学名Zizyphus spina christi L (国内で自生はしていない。西南大学聖書植物園で見れます)
ナツメはサネブトナツメの改良種であることから、Sidrはサネブトナツメに近いものと思われます。またトゲハマナツメは Ziziphus spina-christiでSidr(シドル)ですが、シドル=(イコール)トゲハマナツメとは言い切れません。似た呼び方のハマナツメ(Paliurus Ramosissimus)はハマナツメ属で湿地に植生するので違います。

アラビア語名:Beri, Bor, Nabbak El Fil, Nobig, kurna、nabak、nabbak、nabdag、nubak、siddir、Sidr
英語名:Aprin, Baer, Baher, Bahir, Ber, Beri, Bor, Chinee Apple,Chinese Apple, Chinese Date, Chinese-Date, Coolie Plum,CottonyJujube, Crabapple, Indian Cherry, Indian Jujube, IndianPlum, Indian-Cherry, Indian-Plum, Jujube, Ma-Tan, Malay-Jujube,Mangustine,Manzana (Apple), Manzanas, Manzanita, Perita Haitiana,Phutsa,Ponsigne, Putrea, Sour Jujube, Tao, Tao Nhuc, Widara,YunnanJujube, Yunnan Spiny Jujube, Yuyubi, Yuyubo
タミール語:Elandhai
ヒンディー語:Ber
ウルドゥ語:Bairy,Bair,Bairee
サンスクリット語:Ajapriya, Badara, Karkandhu
グジャラート語:Bordi

Ziziphus Jujube 西南アジアに広く分布
Ziziphus Lotus 地中海地方

Ziziphus Mauritiana 西アフリカからインドにかけて。干ばつに強く、中性または弱アルカリ性土壌を好む。最低温度(7から13℃)、最大温度(37から48℃)。花期は5〜8月

Ziziphus spina-christi(ジジファス スピナ クリスティ) 別名 Christ'sThorn(キリストイバラ)  
西アフリカ モーリタニアからサハラをとおり紅海に至る広い地域が原産で、中東、インド北西部、東地中海地方に分布し、主根は深く根ざし雨の少ない地域でも地下水源に到達することができ、干ばつに非常に強く、年間100ミリの降雨量でも自生し、わずか2ヶ月の雨期で1年を耐えます。気温7℃から50℃まで耐えます。霜には弱い。8月から12月にかけて緑がかった黄色の花をつけ、10月から1月にかけて赤茶色の実をつけます。種は非常に堅く動物の消化管を通過することにより発芽が可能になると考えられています。枝には棘があり一つの節に直立した棘と鉤状に曲がった棘がセットで生えています。歴史を通して多くの文化や宗教で神聖なものとしてあるいは神木として扱われ、伝統的に薬、木工、食料として使われています。

新鮮な果実にはタンパク質、脂肪、繊維、炭水化物、糖、非還元糖、灰、カルシウム、リン、鉄、カロチン、チアミン、リボフラビン、ナイアシン、クエン酸、アスコルビン酸、フッ化物、ペクチン、リンゴ酸、シュウ酸、ケルセチンが含まれています。
果実はおいしい果物であり、効果的な薬草でもあります。それは体重増加を助け、筋肉の強さと増加のスタミナを向上させます。漢方医学では、肝機能を強化するための強壮剤として処方されていて、解毒剤、利尿剤、皮膚軟化剤と去痰として機能します。葉は渋く解熱剤で、また、髪の成長を促進し、アラブではシャンプーとして使用されます。ドライフルーツは、鎮痛剤、抗がん、胸、冷媒、鎮静、腹痛、止血や強壮剤で、血液を浄化し消化を助けると考えられている。また慢性疲労、食欲不振、下痢、貧血、神経過敏、ヒステリーの治療に内部的に使用されます。種子は、催眠、麻酔、鎮静、腹痛や強壮剤です。これは、動悸、不眠、神経衰弱、寝汗や過度の発汗の治療に内部的に使用されます。根は消化不良の治療に使用されています。根の煎じ汁は、発熱の治療に使われてきました。根は粉末状に作られ、古い傷や潰瘍に適用されます。
参考:wikipedia.uk
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